ケースの穴加工は結構大変です。

今日は時間が取れたので先日仕入れたケースの穴加工をしました。
機材がないとケースの加工というのが非常に厄介で
バッチというか、時期というか…気分というか…
今まで何十台とエフェクターを作ってきましたが
結構、穴位置がずれてしまいます。
これはいろいろと理由があるのですが、
標準ともいえるハモンドのエフェクターケースを見ると、実は真四角ではなく
上面に向かって細くなっているんです。しかもコーナーがR(角が落ちている)
つまり加工部(上面)の正確な寸法と原点が手作業では取りづらいのです。

 そこで今回からShun DriveとUltimate Over Driveを標準化して
加工原点が取りやすいように設計をしました。
そして、下穴加工を裏面からとることで穴位置の再現性をアップし
均一なケース穴加工ができるように考えました。
(この方法はまだ見たことないぞー)



そしてこだわっているのが、穴は小さめにあけ
基本的にリーマーで部品と現合します。
音とかにあまり関係ないんだけど、
皆さんフットスイッチの切替え音も雑音に乗るって知ってましたか?
それからよく歪みのダイオードを筐体内で引き回してしている
ペダルを見ますが、裏ぶたを開けてこのダイオードやオペアンプを
手で触ると音が変わるのをご存知ですか?
(疑似的なアースで高音が落ちるかな!?)
だから、間接的だけど穴一つ一つリーマーでグリグリと現合しています。
ちなみに写真右下の入出力のジャック 同じスイッチクラフトですが
モノとステレオでは穴径がビミョーに違うんです。




新設計はフットスイッチとLEDを一緒にしてしまったので
穴径が大きくなりリーマーが日本になってしまいました。
フットスイッチ、電源、LEDを下側へ配置しノイズの影響を極力減らしました。 
 またフットスイッチとコントロールノブの位置を離すことで、
踏み込んだ時の誤作動を避けるように工夫しています。

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